潘氏(ハンシ):呉皇帝の孫亮の母。宮女たちに殺された!

潘氏(ハンシ)とは?

潘氏ハンシは、呉の孫権の妻です。孫権の第三子の孫亮を生みました。

呉の皇帝となった孫亮の母、潘氏

呉の皇帝となった孫権は、252年にこの世を去りました。

孫権は、もともと徐氏との子である孫登を皇太子にしていましたが、241年に子である孫登の方が先に亡くなってしまいました。

次に、次男の孫和を皇太子としました。

ところが、孫権の長女で全琮に嫁いだ全公主ゼンコウシュと孫和は仲が大変悪くて、全公主に孫権に悪口を吹き込まれてしまい、孫和は皇太子を廃されてしまいます。

孫和は、このことを嘆いて、死んでしまいます。

このように、孫権の長男・次男が亡くなってしまい、ここで、潘氏が生んだ三男の孫亮が出番です。250年に孫亮は皇太子として擁立されます。

その後、252年に夫である孫権が亡くなると、そのあとを継いで子の孫亮は皇帝に即位しました。

陰険で嫉妬深く、宮女たちに殺された!

潘氏について、三国志演義では孫亮の母として名前が挙がっている程度です。その他の書物では、潘氏について次のように書かれています。

潘氏の父は罪を犯した罪人でしたが、器量が良かったので、後宮に迎えられ、孫亮を生みます。

孫亮は皇太子となり、251年に皇后となります。

皇后となった潘氏は、陰険で嫉妬深い性格だったようです。(若い頃は「器量が良い」と書かれているのに、晩年はずいぶんと変わってしまったのでしょうか?)

翌年252年に孫権の看病疲れで、自身も病となってしまい、寝込んでいたところを宮女たちに潘氏は殺されてしまいます。

潘氏は殺されたのに、急病で亡くなったことにされたそうです。

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